【雑学】
ハダカデバネズミはガンにならず、数十年生存する。
【解説】
マウスの寿命が3~5年と言われているのに対し、ハダカデバネズミには30年以上生きるものもいる。
その理由の1つが、ハダカデバネズミはガンにならないこと。
要因は様々だが、ヒアルロン酸のはたらきがかなり大きいと考えられている。
一般に、動物の線維芽細胞(皮膚を作る細胞のルーツ)はコラーゲンとともにヒアルロン酸を分泌し、増殖した細胞の周りを網のように取り囲む。
その結果、細胞は網の形に沿って組織を形成し、このときに皮膚の弾力を生み出している。
ハダカデバネズミは、ヒトやマウスの5倍以上の分子量を持つヒアルロン酸を分泌する。
大きなヒアルロン酸によって作られた網はキツく細胞の増殖を抑え、結果的にガン細胞の無秩序な増殖も抑え込むことができる。
【ちなみに】
ハダカデバネズミは長寿でガンにならないこと以外にも、
- 視力がほとんどない
- 酸による痛みを感じない
- 唐辛子の辛さを感じない
- 体温を調整できない唯一の哺乳類
- 繁殖を行う1匹の女王を中心としたコロニーを形成する真社会性を持つ(哺乳類では他にダマラランドデバネズミのみ)
という、珍しい特徴を持つ。
【参考文献】
「ハダカデバネズミの発がんを防ぐヒアルロン酸」Nature ダイジェスト Vol. 10 No. 9 DOI: 10.1038/ndigest.2013.130904
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