【雑学】
自身の体内にアリの巣を作らせ、アリから養分を貰う植物が存在する。
【解説】
その名もアリノトリデ Myrmecodia tuberosa.
着生生物と呼ばれるこの植物は、他の木の樹皮に根を張って、地面よりも高いところに体を固定する。
これは裏を返せば、地面から養分を吸収できないということである。
では、根を張った木から養分を吸っているのかというとそうではない。
この植物は寄生植物ではないため、根はただ体を固定するためだけに使われる。
その代わりに、アリノトリデは体内に迷路状の細長い空洞を作り、そこにアリを住まわせる。
入居したアリはこれを巣として餌を蓄えるが、アリノトリデは蓄えた餌や排泄物から養分を吸収して生きる。
つまり、アリから家賃をとるわけである。
【ちなみに】
アリは家賃を支払うだけでなく、アリノトリデを守る仕事もしているため、善管注意義務も課されているといってよい。
【参考文献】
「アリ植物」(2019年8月17日)『ときわミュージアム(緑と花と彫刻の博物館) – ときわ公園|山口県宇部市』
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